解決事例

[家族信託]

【家族信託】将来の不動産購入にも対応できる信託設計(東京都豊島区)

S様(50代・女性)

S様(50代・女性)

東京都豊島区のS様(50代女性)は、高齢のお母様の財産管理に不安を感じ、万が一お母様に何かがあっても資産が凍結しない仕組みを作りたいと考えていました。税理士の紹介で当事務所にご相談いただき、お母様を委託者、S様を受託者とする家族信託を設計。さらに、将来的な不動産購入などにも対応できる柔軟な信託契約を構築しました。

S様(50代・女性)

■顧客概要

お名前:S様(50代・女性)
お住まい:東京都豊島区
家族構成:母(委託者)、S様(受託者)、一人っ子


■ご依頼の経緯

S様は一人っ子であり、高齢のお母様の財産管理について以前から不安を抱えていました。特に、お母様の判断能力が徐々に低下する可能性を考えたとき、適切な財産管理の方法を早めに確保しておく必要があると感じていました。

信託を検討し始めたのは、顧問税理士からのアドバイスがきっかけでした。S様は、信託を利用することで、お母様が安心して生活できる環境を整え、自身も財産管理に関する負担を軽減できるのではないかと考えました。そこで、税理士から紹介を受け、当事務所にご相談いただきました。

また、S様は将来的に不動産の購入を検討しており、単なる財産管理だけでなく、資産運用の選択肢も持たせられるような柔軟な信託契約を希望されました。


■担当司法書士のコメント

S様のご希望を踏まえ、以下のような信託契約を設計しました。

  1. 委託者(財産を信託する人):S様のお母様
  2. 受託者(財産を管理する人):S様(ご本人)
  3. 受益者(財産の利益を受ける人):お母様(存命中)、お母様が亡くなった後はS様

この信託契約により、お母様が認知症などで判断能力が低下した場合でも、S様が確実に財産管理を行えるようにしました。受託者であるS様が、ご自身の判断で財産の管理や運用を行えるため、将来的な不動産購入にも対応できるように設計しました。

また、一人っ子という家族構成のため、財産を巡る親族間のトラブルは想定されませんでしたが、万が一の事態に備え、信託契約の内容を詳細に明記。後々の手続きがスムーズに進むよう金融機関との調整も行いました。


■その結果

信託契約の締結後、お母様の判断能力が低下してしまいましたが、S様が受託者としてスムーズに財産管理を行うことができました。信託契約がなければ、成年後見制度の利用など手間のかかる手続きが必要となるところでしたが、事前に信託を設定していたため、スムーズな管理が可能となりました。

また、不動産の購入や活用についても、信託の枠組み内で柔軟に対応できるため、将来の資産形成にも有効な仕組みとなりました。


■お客様メッセージ

「信託のことはもちろん、それ以外の関連する相談にも親身になって対応していただき、とても助かりました。母の判断能力が低下してしまった今、早めに信託を設定しておいて本当に良かったと感じています。おかげで、財産管理がスムーズにでき、母も安心して過ごせています。今後も何かあればぜひ相談したいと思います。」


家族信託は、単なる財産管理の手段ではなく、将来のライフプランを見据えた柔軟な設計が可能な制度です。家族信託をお考えの方は、ぜひ当事務所にご相談ください。

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