
廣木 涼
[相続終活のリアル]
相続専門の司法書士廣木涼です。
今回は特別版として、お正月に家族が集まる機会に行っておきたい相続の話題についてお届けします。年末年始は親族が顔を合わせる貴重な機会であり、相続に関する共通認識を持つのに最適なタイミングです。
お正月に家族が集まったときこそ、相続や親の意向について話し合うべき時です。多くの場合、子どもたちは親の財産状況や老後の希望について知らず、「親がどういうつもりなのだろう」と気になっていても、聞き出しにくいものです。
しかし、本来は親から子どもたちに対して、次のような情報を伝えておくことが大切です:
実際の相続手続きでは、親の財産状況を知らないために苦労するケースが多いです。例えば:
これらは余計な費用や時間がかかる原因になります。そのため、次のようなことを家族で共有しておくと良いでしょう:
家族全員が集まった時に、財産や希望を書き出し、全員で共有することをおすすめします。このような情報共有を行うだけで、将来的なトラブルの多くは避けられます。
2022年に独立し、2023年は「突っ走ってきた」という私ですが、2024年は少し余裕を持った生活を送りながら、自分自身への投資や勉強に力を入れたいと考えています。また、YouTubeなどを通じて、若い世代にも相続の問題について知ってもらえるよう発信の幅を広げていきたいと思います。
お正月の家族団らんの時こそ、相続や財産についてオープンに話し合うチャンスです。難しい話題かもしれませんが、家族の共通認識を持つことで将来のトラブルを防ぎ、より円満な相続につながります。ぜひ今年のお正月は、家族みんなで相続について話し合う時間を設けてみてはいかがでしょうか。
相続、終活に関する情報発信を通して、トラブルになる前に気を付けた方がいいことを皆さまに知ってもらい、ご自身やご家族が困らないような対策をするきっかけになってもらえればと思っています。
廣木
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